将来、英語を駆使して国際舞台を駆け巡るビジネスを夢見る大学生は多いだろう。しかし、ビジネスの実務は経験していないだけに実感が湧かず不安が大きい。私は今春から総合商社へ勤める4回生だが、裏表紙で紹介されている著者の1000回を超える英語ビジネス交渉、13年間の社長経験という魅力的な経歴に引き付けられ『ビジネス英語を学ぶ』を読んだ。 第3章の「ビジネス英語を使う」と第5章の「国際ビジネスコミュニケーションの技法」では、著者独自の経験、成功者としてのアドバイスを盛り込んだ文章が、国際ビジネスの理解を助けてくれ、大いに勇気付けてくれた。本書は5つ星のランクが示すとおり、ビジネス英語の入門書として心強い1冊である。今春、社会人になっていく学生にぜひ一読を勧めたい。
ビジネス英語の本というと「経験談」か「文例集」かと思われることが多い。しかし本書は経験と理論を融合させてビジネス英語の奥深さを解説することに成功している良書である。著者は1000回を超える英語ビジネス交渉の経験を有し、スピーチの経験も豊富である。その著者が、日本人が身につける英語の姿とその方法論を極めて具体的に、しかも本質的に、解説している。特に(1)日本人ビジネスパーソンの英語の分析、(2)英語習得のための十訓、は他書にはない意義深い切り口で書かれている。(3)エピローグは感動的ですらある。最近読んだ中で最も心躍る作品である。ビジネス英語の「達人」であり優れた「学者」であるという稀な資質を兼ね備えた著者が解説するビジネス英語を、さらに知りたいと思わずにおられない。読まれることを強くお勧めしたい。